熱処理技術サービス
光輝焼鈍
還元作用で表面が輝く仕上がりになる熱処理です。
光輝焼鈍の2つの特徴
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01純水素ガスによる不純物除去
純水素ガスによる還元作用の働きで冷間加工中の酸化物、溶接による焼け、切断加工による 酸化などを水素雰囲気熱処理でおこなうことができます。
特に粉末加工された素材には有効的で、 分子が最も小さい水素での還元力が発揮されます。この光輝焼鈍は見た目の輝きだけでなく、次工程での メッキの拡散を促し、塗装むらを防ぎ、均等の仕上がりになります。
また必要以上の前処理（酸洗い等）が 不要となる場合もあり、品質の安定を求める改善プロセスのひとつとなります。
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02光輝焼鈍による脱炭作用
光輝焼鈍で仕上げる理由はそれだけではありません。磁気焼鈍処理を光輝で行うことで脱炭作用が働きます。
これは酸化した部品を熱すると酸素と炭素が結合し析出する現象です。
熱することで金属は温度還元 が起こりますが、常温まで冷やす段階で酸素と鉄が結合し、炭化物となり元の酸化した部品になってしまいます。
光輝焼鈍による脱炭作用で磁場の状態に影響する炭素を減らし、磁気特性を向上させることが可能です。
