熱処理技術サービス
応力除去焼鈍
冷間加工や溶接による内部応力を除去する熱処理です。
応力除去焼鈍の3つの特徴
-
01様々な材質の応力除去焼鈍に対応可能
オーダーメイドの熱処理条件が可能です。大小16基の熱処理炉で電磁鋼板・特殊鋼にも対応可能いたします。
温度条件、サイズに合わせて各炉体がございますので、でどのような材質でも応力除去が可能になります。
「歪みが出てしまい加工が進まない・・・」「最終仕上げ後の磁気焼鈍で公差から外れる・・・」このようなお悩みに対応可能な応力除去焼鈍です。
応力除去焼鈍は他の熱処理と異なり、決定された温度条件がありません。 お客様の製品に合わせたオーダーメイドの熱処理条件を試作、開発することが可能です。
-
02難加工材の応力除去焼鈍に対応
オーステナイト系ステンレスの加工硬化による応力除去焼鈍をはじめとした難加工材の熱処理にも対応可能です。
モリブデン・タングステンなどの製品は特殊条件下で使用されるため高精度が求められます。
加工途中の応力割れを防ぐためには応力除去焼鈍が必要になります。特殊な温度条件にも実績があります。
高クロム、高ニッケルのハステロイ、インコネルは加工硬化後の焼鈍を繰り返し行うことで応力除去が可能になります。
-
03非鉄の応力除去焼鈍は必須
銅・真鍮・アルミといった非鉄も応力除去焼鈍は必要な場合が多くあります。
特に真鍮(64黄銅)は鍛造や引抜き加工を おこなった製品は置き割れ(時効割れ)と呼ばれ応力による破損が起こりやすくなります。
また加工中の残留応力から 発生した成分により腐食割れが発生しやすくなります。寸法、精度だけでなく応力除去焼鈍は製品の長期の安定化に必要な 熱処理です。
また純ニッケルは水素による応力除去焼鈍で品質の向上と安定化が可能になります。
熱処理・水素還元技術ナビではこのような応力除去焼鈍を実際に行った実績が多数ございます。お困りの際はお気軽にご相談ください!