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熱処理事例

オーステナイト系ステンレスの固溶化処理

オーステナイト系ステンレスの固溶化処理
種類 固溶化処理
材質 ステンレス
業界 自動車
目的・トラブル 耐食性の向上
耐酸性の向上

こちらはオーステナイト系ステンレス(SUS304・316)の固溶化処理の事例です。

固容化熱処理とはオーステナイト系ステンレス鋼を1100℃で熱処理することによってクロム炭化物、窒化物をオーステナイトに固容させる熱処理です。

700℃から400℃の間で生成しやすいクロムと炭化物の結合による鋭敏化を防ぐために、その間の温度で急冷し、常温でもオーステナイト組織が形成された状態にすることで、ステンレスの特性である耐食性を保つ熱処理です。

これは析出硬化系ステンレスや耐熱鋼、アルミニウムの一部でも施されており、それらは固容化済みとして販売されています。

最も流通しているSUS304・316などの中に固溶されていないものがあるのは、固溶した後の軟化が加工性が落ちてしまう場合があるためです。

熱処理・水素還元技術ナビでは、部品加工、溶接仕上げ部品の最終仕上げ手前で固溶化処理を行う工程順序、急冷のポイントなど部品やサイズ、使用目的によって異なる熱処理手法をご提案することが可能です。

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