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熱処理事例

真鍮の焼きなまし(焼鈍)

真鍮の焼きなまし(焼鈍)
種類 焼きなまし
応力除去焼鈍
材質 その他
業界 電子部品
インフラ
目的・トラブル 応力歪みの緩和・除去

こちらは真鍮を焼きなまし(焼鈍)した事例になります。

銅ー亜鉛合金である真鍮(黄銅)は七三黄銅、六四黄銅があります。

七三は伸びも大きく強さもあるので管楽器や装飾品 六四(銅と亜鉛の比率が6:4である真鍮)は引っ張り強さがあるため加工しやすく、パイプ、棒、ネジ、リベット、電子部品のコネクタ、電気部品まで数多くの加工部品となっています。

ただし、冷間加工のままの加工部品は使用中または保管中に割れる置き割れ(時期割れ)が発生する可能性がある点には注意が必要です。 これは弾性的な内部応力の残留が原因で、特に棒やパイプなどの引抜加工部品では発生しやすくなります。

また、加工内部応力のなかにアンモニアなどの成分が要因で割れを起こしてしまう場合もあり、これらには応力除去焼鈍を施す必要があります。

部品の目的により、リベットや圧着端子などは完全焼きなましを行います。

熱処理温度は高くなるため 内部の亜鉛が析出してしまい、表面は黄金色からオレンジなどの変化が見られます。 そのため不導体被膜が無くなってしまい、塗装やメッキなどの処理が必須となります。

熱処理・水素還元ナビでは真鍮(黄銅)の目的に合わせた処理温度のご提案をいたしますので、お気軽にご相談ください!

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