よくある質問
- 熱処理条件
S10Cで磁気焼鈍で磁気が抜けないので850℃→900℃(再焼鈍)まで 上げたところ2.2%しか下がらないので950 or 1000℃まで上げても大丈夫でしょうか?
S10Cですと磁気焼鈍を行ったとして2%前後の保磁力変化となります。
そのため、磁気焼鈍としては正しい処理を行われているとおもわれます。磁気焼鈍温度以上に上げていくと炭素が鋭敏化しやすくなり磁気特性は劣化してしまいます。
ヒートパターンに問題はありません。材質を低炭素の鉄に変更するか、真空熱処理ではなく
水素雰囲気熱処理に変更して脱炭作用がどれだけ働くかを試験してみるのも良いかもしれません。