熱処理事例
ナノ結晶磁性体の磁気焼鈍処理
種類 |
磁気焼鈍 雰囲気熱処理 |
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材質 | その他 |
業界 |
電子部品 自動車 その他 |
目的・トラブル |
磁気特性の向上 その他 |
こちらは、ナノ結晶磁性体の磁気焼鈍処理事例になります。
ナノ結晶を含むアモルファス合金は、軟磁性材料としての特性を持っています。フェライト材料と比較すると、透磁率が3倍、飽和磁束密度が2.5倍となり、小さなサイズで大きなインダクタンスを実現します。
この特性は、電子回路において電圧を制御し、ノイズを除去して電流を安定させるなど、電子機器において重要な役割を果たしています。 技術的には、電気機器の小型化や損失の低減に貢献しており、自動車の駆動用モーターのコア材料としての研究開発が進んでいます。
このナノ結晶磁性体の熱処理では、通常の熱処理とは異なり、磁場中での熱処理によって磁気特性が向上するとされています。
熱処理 水素還元技術ナビでは、このような特殊な金属の熱処理についても、多数の実績がございますので、お困りの際はまずは一度ご相談ください。