よくある質問
- 熱処理の基礎
時効硬化処理について教えて下さい。
よく行われる材質では通称 インコネル 析出硬化ステンレス、非鉄ではベリリウム銅などがあります。
原子は異なりますが、素材の中にある固溶したものが熱と時間によって混ざりあうことで硬くなります。
ドリルのように硬くなるというよりはヘタらないバネや摩耗に強い軸などの用途が多いようです。欠点としては、時効硬化により変形してしまうことや変色すること、錆びやすくなってしまうこと、インコネルは材料費と時効硬化費用がかなり高額になってしまうこと、などそれぞれにメリットデメリットがあります。