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よくある質問

  • 熱処理の基礎

SUS304でも低温脆性が起こるのでしょうか?また、低温脆性がおきた場合の素材が常温になった場合、機械的性質が変化しているのでしょうか?

温度域800℃から500℃前後で空冷(ゆっくりと冷やす)もしくは同温度域で熱処理を行うと微量の炭化物が表面近くで析出し、変色します。最も起こりうる特性変化は激しく錆びやすくなる、になります。また耐酸性も落ちます。

バネ性を向上する低温熱処理は400℃まで、軟化処理は900℃前後で行いますが、純度の高い雰囲気ガスで行うことが必要となります。そして冷却は急冷が必須となりますので、温度管理と雰囲気管理が重要です。